ブログで己を守る
ちなみに、個人的に今回の騒動で思い出したのが、去年ぐらいにブログスフィアの共著者でもあるシェル・イスラエルのビデオキャスティングで聞いた、GMのCEO(たしか)がなぜブログをやっているかという理由の話。
うろ覚えなので正確ではないですが。
そのインタビューでは「これまでは、メディアがいい加減な取材をして、GMに対して批判的な記事を書いても反論することもできなかった。それがブログを通じて記者が間違っていることを指摘できるようになり、いい加減な記事を書く記者は恥をかくようになったので、良い緊張感を生むようになった」というようなことを言っていたと記憶しています。なんでも彼曰く、米国のメディアはGMを叩きたくて仕方がないので、GMのある車種と、ホンダの一回り小さいサイズの車種の燃費を比較したりと言うことをするそうです。
つまり、彼にとって、ブログを書くという行為は、GMの記事を書いている記者に対する牽制の意味もあるわけです。
そのビデオキャスティングを聞いたときは、そんなもんかなーとか、大企業の社長は大変だなーとか、のんきなことを思ったりしましたが。実はこれって、個人にとっても同じなんだな、と感じたのが今回の出来事です。
どんな出来事だったかはリンク先を読んでいただくとして。
圧倒的な情報発信力を持つマスメディアに対してブログだけではなかなか対抗できないとは思うが、各業界のキーマンであればすでにアテンションは集まっているし、その中で評判を自ら少しずつ積み上げることもできるわけで。
少しずつカウンターは打てるようになってきた。
だからジャーナリズム。しっかりしようよ。
上杉隆も安部晋三からの抗議にきちんと回答しようよ。ブログ閉鎖している場合じゃないだろ。